周年事業を盛り上げよう!「記念誌」を作る目的とメリットについて

押さえておきたい「記念誌制作のポイント」

記念誌を制作する目的や制作することで得られるメリットについて紹介した後は、「魅力的な記念誌を制作するためのポイント」について紹介します。
 

なにを目的にするかでスケジュールが決まる!

期限に間に合うように記念誌を完成させるためには、綿密なスケジュール調整が必要となります。自社ですべての作業を行うとなれば、1年、さらには2~3年とかなりの時間を要する場合も少なくありません。ただし、企業や団体によっては「急に記念誌制作を行うことが決まった」というケースもあるため、この場合は発行日までに記念誌制作を間に合わせるための工夫を行う必要があります。
例えば、企業の歴史や歩みを80~100ページほどの記念誌にまとめる「記録タイプの記念誌」は、編集などを外部の制作会社に委託した場合でも資料収集や取材などに手間がかかってしまうため、完成までに最低でも1年はかかってしまいます。
一方、ページ数はそれほど多くない「雑誌タイプの記念誌」や「PR用の記念誌」の場合は、資料やデータの収集はそれほど重要ではなく、よりビジュアル的な面に力が注がれる傾向にあります。資料収集の必要性がそれほど大きくないため、記録タイプの記念誌に比べて手間が少なく、スケジュールをよりコンパクトにまとめることができます。
このように、なにを目的に記念誌を制作するかを事前にきちんと固めておけば、必然的にスケジュールの調整がしやすくなり、時間に余裕をもたせながら制作作業を進めることができます。
 

「読んでもらう」ことを意識した記念誌制作!

最近の記念誌は、「視覚的な効果が高い」という特徴が多く見受けられます。例えば、テキスト量が多くなりがちな冊子形式の記念誌の替わりにWEBタイプの記念誌を制作して、テキストの替わりに動画を入れるなど、「視覚的な工夫」を凝らすことができます。過去をイメージしやすい写真や資料などを効果的に盛り込むことで、多くの人に読んでもらいやすい記念誌を目指します。
WEBタイプの記念誌の魅力は、必要に応じて掲載する情報を差し替えたり、最新の情報をリアルタイムで発信したりするのが容易であること、国内外どこからでも好きなときに記念誌を閲覧できることです。冊子の場合は、カラーページを増やすだけコストが高額になりますが、WEBタイプの場合は閲覧者の興味を引きやすいデザインや色使いなどを色々と工夫できるため、読んでもらうことを意識した記念誌を制作したい方には特におすすめです。
 

外部の制作会社から協力を得る!

記念誌制作の作業のうち、知識や技術、さらにはセンスが必要になるのが「デザイン」や「編集」、「造本」という部分です。資料収集や関係者への取材、撮影などは変遷担当者同士で作業を分担することができますが、読みやすい文章構成、興味を持たれやすいデザイン、読みたくなるような仕掛けなどは、記念誌制作を専門的に行う制作会社から協力を得たほうが完成度の高い記念誌を制作することができるでしょう。
原稿の作成からデザインの制作、印刷、造本まですべての作業を一貫して請け負う制作会社もあれば、最近人気の動画制作にも対応した制作会社も多いので、それぞれの企業や団体ならではの個性豊かな記念誌を作り上げることができるはずです。